◆失敗しない賃貸選び!プロなら“ここ”をチェックする賃貸選びポイント5選

スマホやネットの普及などにより、現在は賃貸物件を探しやすい環境になりました。

探しやすいことは入居希望者にとって大きなメリットですが、同時に賃貸物件を借りるにあたって大切なポイントを見落としやすくなります。住み始めてから「違うところに引越ししたい…」と後悔する人も多くいます。

このような賃貸選びの失敗をしないために、賃貸に精通するプロが実践する「賃貸選びのポイント」をお伝えしていきます。

プロは“ここ”をチェックしています。

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ポイント5選!

プロが実践する賃貸選びのポイント

<サイト検索編>

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『1』
サイトに掲載されている写真の質、枚数

 

 

 

賃貸サイトに掲載されている物件の写真は、いわば“物件の顔”となります。

間取りだけでは確認できない雰囲気を掲載写真から感じることができ、実際に住んでみたイメージにもつながります。

この掲載写真の「質が悪い」「枚数が少ない」といったマイナス要素がある賃貸サイトには注意。

本当にオススメする物件なら、掲載写真を重要視して1日でも早く契約まで持っていきたいので、必然と写真の質や枚数にはこだわるはずです。つまり、掲載写真を重要視していない賃貸サイト自体の質があまり良くないということです。

 

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『2』
敷金礼金ゼロ物件なのか

 

 

誤解の無いよう最初に前もってお伝えしますが、敷金礼金ゼロの物件が「悪い」というわけではありません。

敷金礼金をゼロに設定している理由は、不動産会社は仲介手数料などで利益を得ているので、希望者に入居してもらうためにイニシャルコストをおさえて「入居しやすい環境」を提供しているからです。

ここで注意したいのは、“敷金の代わりはどのタイミングで支払うことになるのか”ということです。敷金は、入居者が家賃を滞納した場合や退去時の原状回復費用となる「保証金」の意味があります。

入居前にあらかじめ敷金を受け取らない物件の場合、どのタイミングで支払い要求されるのかわかりません。中には不当請求される恐れもあるので、敷金ゼロ物件を選ぶなら入居前に事前相談するようにしましょう。

<内覧編>

 

『3』
ゴミ置き場・ポストは物件の環境を表している

 

 

内覧時は部屋だけではなく、物件の「環境」をチェックします。

まずは、ゴミ置き場。

ゴミ置き場が散らかっている物件は、管理が行き届いていない証拠です。経営に対する姿勢が低い、あるいはマナーの悪い住民が入居している物件ということになります。

また、エントランスのポストもチェック項目です。

ポストにチラシが溜まっているのも管理状態が悪いことがわかります。管理が悪い物件は総じて居心地の悪いケースが多いので、物件の「環境」まで目を光らせることが大切です。

 

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『4』
アクセス面・交通面はどうなのか

 

 

物件情報には「○駅まで徒歩○分」と掲載されていますが、この数字は「徒歩1分=80m」という基準が宅建業法で定められています。

つまり、坂道や信号が多くても駅まで800mの物件は「徒歩10分」の物件だということ。

実際に住んでから「5分以上オーバー」するケースもあるので、駅を利用する人は内覧時に試すようにしましょう。

また同様に車で通勤・通学する人は、朝の周辺道路の渋滞程度をチェックするようにしてください。

不動産会社の担当者や、周辺情報に精通しているタクシー運転手に訪ねることを忘れずに。

 

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『5』
生活を実際にイメージ

 

 

部屋の内覧は、実際の生活をイメージできる貴重な時間。「広くて綺麗!」と感じるだけで終わらないようにしましょう。

いざ住んでみると生活しにくい部屋かもしれません。その理由は、空室状態の部屋は生活感が全くないからです。

なので、「家具家電を置いた時の部屋の広さ」「洗濯機からバルコニーまでの距離」「収納スペースの大きさ」などの細かい生活感のイメージが必須となります。

その時に感じる“生活感”があるはずです。

 

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準備をして、後悔しない賃貸選びを行おう

 

 

賃貸に精通するプロが実践している賃貸選びのポイントをお伝えしました。

賃貸探しが簡単になった今だからこそ、入居してから「失敗した…」と後悔する人が増えています。後悔しないためには、事前の準備が大切になります。

サイト検索では物件の「情報」を、内覧では物件の「環境」をチェックするようにしましょう。

賃貸と言えど、数年住むことになる住まいなので、こだわった情報と環境にマッチする賃貸選びをしてくださいね。

マンションを売りたい!少しでも高額で売却するための「資産価値」とは?

マンションを購入するとき、多くの人が「自分にとって住みやすいか」ということを基準にして選んでいるかと思います。もちろん、この基準はとても大切なことです。しかし必ずしも、購入したマンションに住み続けるとは限りません。売却するそのときにあなたの購入したマンションには“資産価値”があるでしょうか。

一戸建て、マンションを問わず、住宅が少しでも高額に売れるのかは「資産価値」が大きく影響してきます。もしもの場合を考えて、物件を「資産」として考えることが重要です。そのために、『資産価値となるポイント』についてお伝えしていきます。

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資産価値は「立地」で決まる

 

 

 

資産価値を決める最大のポイントは「立地」だといえます。資産価値は、ニーズの高さと比例して上がることもあれば下がることもあります。そこで、重要となるのが立地。

多くの人は建物の大きさ、間取りの広さを重要視していますが、建物の価値は資産価値の「1割程度」しか影響がありません。残りの「9割」こそ、立地なのです。立地条件が良ければ「このマンションに住みたい」と考える購入希望者が増え、結果的に資産価値が落ちにくくなります。

 

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具体的な立地条件とは何か。

 

 

まずは駅までの距離「駅チカ」にあります。駅までの距離が近ければ近いほど需要は高く、資産価値が上がります。

さらに人気路線の場合だと尚良しです。駅までの距離は、「徒歩10分圏内」が1つの判断基準になります。そういった意味では、駅に直結しているタワーマンションの資産価値は、まず落ちることはないでしょう。

次に、都心部・市内地からの距離「利便性」です。原則的にマンションの価格は、郊外に向かうほど低くなり、都心部・市内地に近づくほど高くなる傾向があります。理由としては、利便性の高さは生活の質と関係性が強いからだといえます。

つまり、「駅チカ」と「利便性」を兼ね備えている立地の物件は“資産価値に優れている”ということになります。しかし例外として、将来開発予定があるエリアは将来性があるので、今後ニーズが高まる可能性が非常に高いです。購入する狙い目として、候補に入れることをオススメします。

 

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物件の価値は、意外な要素も影響する

 

 

資産価値はほとんど立地の条件で決まりますが、少なからず物件そのものの価値も関係します。意外な要素も資産価値として影響してくるので、知っておきたいところ。

(1)「南向き部屋」であること

南向き部屋は、他の方角部屋に比べると日中の日照時間が優れています。そのため、需要が高く資産価値として加味されます。

(2)「角部屋」であること

角部屋は、2面採光があり開放感があります。角部屋の特徴を最大限に活用した「90度バルコニー」のある部屋は、希少性が高いので重宝されます。

(3)「眺望」がいいこと

目の前に建物がなく、景色を見渡せる「眺望の良さ」も価値があります。なので、上から見渡せる「上層階」は加点ポイント。

(4)近くに「公園」があること

ファミリー層に人気がある公園近くの物件。需要が高いことはもちろんのこと、公園は公共施設のため、取り壊されて目の前に高層ビルが建設される心配がほとんどありません。

 

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資産価値は「賃貸相場」でチェックできる

 

 

「このエリアの資産価値はどうなのか」というのは、簡易的ですが賃貸相場からチェックすることができます。
間取り、広さ、駅までの距離が同じ条件でもニーズの高いエリアほど賃料が高く設定されています。賃料の高いエリアは“資産価値が落ちにくい”と考えられます。

 

マンションは「資産価値」を意識して選ぶ

 

 

マンションを売却するときは資産価値が大きく関係してくるので、購入基準として自分のこだわりだけではなく「資産価値としてどうか」を意識して選ぶことが大切になります。

資産価値のあるマンションは購入時点の価格は高めでも、数年後に売却すると購入額より高く売れることがあります。将来のことを見据えれば、この“資産価値”が後悔しないためのマンション選びに繋がることでしょう。