【不動産売却】仲介・買取それぞれのメリット・デメリット解説

不動産を売却する方法として、不動産会社による「仲介」と「買取」の2種類があります。

どちらも所有している不動産を“売却できる”という目的は同じですが、それぞれ特徴的なメリット・デメリットが存在しています。

 

「どちらを選ぶべきなのか」については、不動産を売却する時の状況または条件などによって変わってきます。正しい使い分けをするためにも、仲介と買取の特徴を理解しておきましょう。

そこで今回は、「仲介」と「買取」について詳しくお伝えしていきます。

 

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仲介と買取の違いについて

不動産会社が行う仲介とは、「不動産の買手を探して、売主と買主が契約するための仲介業務」のことをいいます。売却のために、専門知識を活かしたアドバイスやサポートまで幅広く対応してくれます。

 

その一方、不動産会社が行う買取とは、「売主が所有している不動産を販売するために買い取る」ことをいいます。仲介とは違い、不動産会社が“買主”となります。

 

このように、同じ不動産会社に同じ不動産を対応してもらっても、仲介と買取では売却までの手順が異なってきます。さらに、手順だけではなく「条件」もそれぞれポイントがあります。

 

仲介では「仲介手数料」が必要になる

仲介の場合は、売却が成立したときに「仲介手数料」を不動産会社に支払うことになります。仲介手数料の料金は法律で定められており、不動産会社が請求できる上限額は決まっています。上限額は「売買された取引額」によって異なります。

 

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上限額は決まっているものの、不動産の売却は大きい取引額となるので、手数料も平均的に数十万円という費用になってきます。

 

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買取では「売却価格」が低くなる

不動産会社が直接買取した場合は、仲介で売り出す売却価格の「7割程度」まで低くなってしまいます。なぜかというと、不動産会社は買い取った不動産の販売時に「利益」を獲得する必要があるからです。

 

市場価格よりも安く買取を行い、買主が現れる範囲の市場価格で売り出すため、仲介に比べると売却価格が低くなります。

つまり、不動産会社が「3000万円で売れる」と判断した場合は、その7割にあたる「2100万円」が買取の目安になるということです。

 

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仲介では「売却期間」が長期的になる

買取は不動産会社が「買主」になりますが、仲介では買主を探す必要があるため、売却までの期間が長期的になることもあります。早ければ1ヵ月、買主が見つからなければ「契約まで進まない」ということも。

 

その点、買取は契約まで1ヵ月程度となるのでスムーズに進行します。一刻も早く現金化したい場合は、圧倒的に買取がオススメです。

 

買取には「瑕疵担保責任免責」がある

売却した不動産に隠れた瑕疵や不具合があった場合、瑕疵についての補修費を「売主」が払うことになります。これを「瑕疵担保責任」といいます。

瑕疵担保責任は売主にとってのリスクとなりますが、条件が合えば瑕疵担保責任を負わない特約を付けることができます。

 

買取で不動産を売却するときでは、不動産会社が特約を許可してくれるケースが多いので、リスクを軽減に繋がります。

 

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●仲介と買取の簡易まとめ

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ご覧の通り、不動産の売却の方法である「仲介」と「買取」には、それぞれの特徴があります。「できるだけ高く売りたい」なら仲介を、「早めに現金化したい」なら買取を…というように選ぶ基準はご自身の“希望”で変わってくるのです。

 

仲介と買取の特徴をしっかり理解して、合理的な売却を目指すようにしましょう。もしご不明な点があれば、お気軽に不動産会社へご相談してくださいね。